イコライザー ― こうはなかなかならないぜ

デンゼル・ワシントン主演のアクション映画「イコライザー」(2014)をアマゾンプライムで観ました。

俳優

ロバート・マッコール・・・デンゼル・ワシントン(60)
テリー(アリーナ)・・・クロエ・グレース・モレッツ(17)
テディ・レンセン・・・マートン・チョーカシュ(52)

※以下カッコ内は公開時のだいたいの年齢

概略

困難な状況にある若い女性を年の離れた中年が暴力で救います

感想

映画としては面白いです。悪の組織をぶっつぶせ!いかにも悪そうなヤツを冴えないおっさん(60)が次々と倒してく、爽快です。カタルシスあります。勧善懲悪、スッキリする映画がみたいなーっていう方におすすめ。殺陣護身術みたいなボーンアイデンティティ的な実践系肉体アクションが繰り広げられます。

でもですよ、いや、そうはならないだろ・・・え?今のどうしてそうなる?なんであいつは何もしなかったの?みたいなリアリティの無さが結構目立ちます。時代劇の殺陣のシーンのような無双劇。アマゾンプライムだから、なのかどうかはわかりませんが(カットされた?)、暗転→捕縛、みたいなシーンがあって、うーん・・・どうなんでしょう?前半は割といいのですが、中盤からアラが目立ちます。

でも「あの」デンゼル・ワシントン(60)がアクションをやるんだもの、それだけでもかなり無理があるわけなので、そういうのも含めて、お決まりのチャンバラを見るような感覚で楽しみましょう。

あとクロエ・グレース・モレッツ(17)が出ています。役作りで体重を増やされたそうで、ムチムチしています。16歳だったときに撮影された作品だそうで、「未成年の売春をマフィアがやっている」という「皆殺しにされてもそりゃ文句言えないね」っていうシチュエーションづくりに一役買っています。

クロエ・グレース・モレッツ

敵役のマートン・チョーカシュ(52)が結構いいなと思いました。デンゼル・ワシントン(60)よりも印象に残る。レストランのとても緊張感のあるシーンは見ものです。雰囲気の変化、生きるためにサイコパスであると思いこもうとしたという敵役の心理表現、結構いい敵役です。髪型や静的な演技のせいでちょっとケヴィン・スペーシー(54)っぽさもあり。この人は狂気はあったのかな?自分はなかったのだけど、生きるために狂気を身にまとったのだ、ということだと思っています。

私の評価

一般-☆☆☆☆★
中年-☆☆☆★★

いろいろ文句書きましたが基本的に楽しいので一般的には☆4つ。面白いですよ。沈黙シリーズを少し良くしたみたいな感じかな?中年にはちょっとつらいかもしれない。

ファッションや小物

デンゼル・ワシントン(60)はもう普通のどこにでもいるアメリカンカジュアル、チェックのシャツやポロシャツにワークパンツやジーパン、上着はカーコートみたいな感じです。おしゃれではないですが、最低限の「これでいい」という格好です。おじさんかくあるべし。

暗くてよく見えませんが、高級なお店に行くときもシャツこそ黒いドレスシャツを着ていますが、パンツはポケットの位置からしてきれいめのカーゴパンツなのではないでしょうか。そこはスラックスがよかったかな。

持ち歩く本の装丁がいいですね。外国の本は本棚に並べたときの見栄えを考えて装丁がいいと聞きます。出てくる本は「老人と海」と「ドン・キホーテ」。この二冊が選ばれているところはちょっと深いですね。

悪役は偉い人はスーツ、下っ端はチンピラファッション、マートン・チョーカシュ(52)の役は結構おしゃれですね。ウィンドウペーンチェックのスーツやチェックのウィンチェスターシャツ(日本ではクレリックシャツと言われるもの)を着ていたり、ネクタイが貴族趣味。あとカフリンクスをしていたりします。やりすぎかな?映画だから。チェック大好きおじさん。

デンゼル・ワシントン(60)が印象的に使う腕時計は SUUNTO CORE オールブラック(Suunto Core All Black SS014279010)。結構高性能です。SUUNTO はデザインはとても良いですね。随分前にT4というのを使っていましたが、ベルトが経年劣化して切れることがあります。ガーミンかスントか迷いますが、デザインでスントを私は選びました。ガーミンは普段遣いしにくいです。

SUUNTO CORE オールブラック

敵役のマートン・チョーカシュの腕時計はブライトリングのクロノマットA13050.1 5726。これもストップウォッチが付いている。もちろんスントのほうが全然安い、でもスントのほうが多機能。それはなにかの暗喩なのかもしれないですね。

ブライトリングクロノマット

クロエ・グレース・モレッツ(17)が終盤に年齢相応の普通の女の子の格好をしてスニーカーを履いているのが一件落着という雰囲気を盛り上げます。

「普通の」クロエ・グレース・モレッツ

気付き

儀式のような本をダイナーで読むシーンはエドワード・ホッパーの「ナイトホークス」っという絵画を思い起こさせます。この映画、実は結構映像が美しい。

リベットガンで殺すっていうのはデッドスペースっていう2008年のホラーゲームを思い起こさせます。デッドスペースは工具で戦うホラーゲームです。Make us whole again!

リンク

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