ビクセンのマルチモノキュラー6x16を以前から使っています。

はじめに
「風の谷のナウシカ」という宮崎駿氏の有名な映画がありますね?私は実はアレを銀座の映画館で見たんですね、今でも覚えています。最初の方にメーヴェに乗っているナウシカのケツを後ろから撮っているシーンがあって、もうアレが私はどうしてスパッツをあの色にしたのか?いや、そもそも履いてるのか?そのことばかりが気になっていました。
あとですね、売店でナウシカのガイド本を買うと、おっぱいが大きいのは母性だ、みたいなことを宮崎さんが言っている事が書いてあって、母性なんているぅ?って幼心に思ったんです。私は母性とか女性に求めないタイプだったので、母性ねぇ・・・と思っていました。大きいおっぱいは嫌いじゃなかったですが、母親を女性に求める気持ちは全然わからなかった。宮崎駿さんはマザコンでロリコンである、ということにはその後気づくんですが、まぁ12歳ぐらいの少年にはそんなことはわからなかったですね。逃げちゃだめだって繰り返す少年よりも幼いんです、そんなもんです。
他にも観終わってから、なんにも解決してなくない?って思ったのも覚えています。風の谷のナウシカはそんなに簡単なお話ではないので、小学生に理解はかなり難しかったと思います。あと実はコミック版の存在を知らなかったんです。多分、トルメキア軍が全滅とかしたら理解できてたでしょうね。当時はそういうわかりやすい映画ばかり観ていましたし。
で、世界観はダーククリスタルとかデューンみたいだなぁって思ってました。ダーククリスタルとかデューンの世界はとてもとても好きだったので、その延長線上でナウシカも好きでした。あの時代はああいう昆虫とかミミズみたいな、日本古来で言うところの「蟲」的なのが流行ったんですよね。
何がいいたいかって言うと、そう、世界観の話なんです。宮崎駿さんの作る世界観ってちょっと良いんですよ。最初の方で小さな単眼鏡をナウシカがぱっと取り出して、王蟲の方を見る、王蟲がズサーッって砂煙を上げる、あれは双眼鏡じゃ雰囲気でないと思うんです、メーヴェに乗るから軽くしたい、だから単眼鏡。銃のデザインもなんかいい、ダーククリスタルのスケクシスの杖みたいです。なんかくるくる回すと音がなる笛みたいなのも小さくてよかった。とにかく小道具がシャレてる、それっぽい。

それで単眼鏡かっこえーと幼い私は思ったわけです。その気持はずっと続いていました。で、それから随分過ぎて自動車に乗るようになって単眼鏡を買いました、kenko のです。目はそれほど悪くなかったのですが、私の車はカーナビを搭載していなかったんです。当時の車はカーナビなんてついてないほうが多かった。それで、遠くに標識があった時にそれをいち早く見るために買ったんです。運転中は見れませんが、信号待ちのときサッとそれを取り出してそれで標識を見たりしていました、ナウシカみたいに。
そんなこんなで単眼鏡は持っていたんですが、kenko のは近くが全く見えなかった。最近私は趣味でギャラリーに行ったりするんですが、近くが見える単眼鏡があればめちゃくちゃいいな、って思ったんです。携帯するにはやっぱり単眼鏡だ!とも思ったというのもあります。それで買うことにしたのが、このビクセンマルチモノキュラー6x16です。
比較された機種
実はビクセンマルチモノキュラーには3種類あります。
4x12(4倍で対物レンズのサイズが12mm)
瞳径3.0mm 明るさ9.0
6x16(6倍で対物レンズのサイズが16mm)
瞳径2.7mm 明るさ7.3
8x20(8倍で対物レンズのサイズが20mm)
瞳径2.5mm 明るさ6.3
です。
単眼鏡の特徴
単眼鏡の特徴は省スペースで軽いうことと片手で持てるということ、片目が空くということですが、片手で持てるというのが実は結構曲者です。片手で持つとどうしても手ブレが大きくなってしまうんですね。手ブレすると対象が視界から外れやすくなってしまって結構ストレスです。
私がこの単眼鏡を買う時に考えたのはこの手ブレのことです。8倍は瞳径が最も小さく、暗いのでまず却下しました。というのもkenkoで持っていたのが8倍で、手ブレで結構ストレスだったので8倍というのがどういうものか知っていたからです。4倍と6倍は最後まで迷いました。4倍は明るく、瞳径も大きく手ブレの影響も小さいです。
4倍と6倍は1.5倍も見え方が違いますが、どの程度視力が変わるか?というと、視力0.1の人が0.4になるのが4倍で0.6になるのが6倍です。体感でいうと、4倍は「物が大きく見える」で6倍は「遠くのものが見える」っていう感じですかね。
使用感
しばらく使ってみた感想としては外で標識とかを確認する、遠くがどうなっているかを確認するような用途なら6倍が最適だと思います。ギャラリーや劇場などで作品を鑑賞したいなら4倍を強くおすすめします。6倍は確認という用途には適していますが、鑑賞という用途には適していないと感じます。携帯性は6倍でも十分コンパクトで持ち運びは苦になりません。

また根本的な話ですが単眼鏡は片方の目が空いてしまいますので、何かを鑑賞するときには片目をつぶるということをしなくてはいけなくなってしまいます。長時間片目をつぶるのは結構めんどくさいですね。信号待ちなどの停車中に標識などを確認するのなら空いている方の目で周囲の雰囲気を感じながら遠くを見るという理にかなったことができますが、何かを鑑賞する時には空いている方の目というのは単なるノイズに過ぎなくなってしまいます。それが気になって結局ニコン遊というのを買ってしまいました。


結局この単眼鏡に関しては近距離用のマクロスタンドを購入して18倍のマイクロスコープとして使うことが多くなってしまいました。なら8倍を買えばよかったのかな?とも思います。



私の評価
☆☆☆☆★・・・外で視力の補助的に使うのなら
☆☆★★★・・・ギャラリーで使うのなら
なんというか、結果的に自分の目的に微妙に合致しなかった、というのがこの評価につながっているような気がします。もし以前のような使い方だったのなら全く問題がない良い品だと思っています。
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